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事故車やダメージカーの流通市場など 【知識編】


   確か 平成7年(1995年)だったと思いますが、

   この年に、輸出に関する規制が緩和され、
   それ以後〜  中古車の輸出 (輸出ビジネス)もかなり盛んになっております。

   (※ 海外で人気 & 需要の高い日本の中古車を〜 海外へ輸出しよう!
      といった事業者が急増し、

      「年式が古い」、「走行距離が多い」、「事故車(ダメージカー)」など〜
      日本国内ではもう買い手が付かないが、海外ではまだまだ・・・ といったような、
      従来の日本ではスクラップ扱いとなっていたような 「中古車」も、
      海外へどんどん進出するようになりました ^^)
      参考 ⇒ 「海外から見た日本車」、 「海外におけるリサイクルビジネス

   また、
   昨今、世界単位で注目度が高まりつつある 「環境問題」への関心とも重なり、

   それら輸出ビジネスと共に〜
   国内における 「リサイクルビジネス」も急速に発展し始め、

   (※ リサイクルビジネスとは・・・
      輸出に関する中継的ビジネスだけでなく〜  走行距離が多く古くなったクルマや、事故車
      のようなダメージカーの再生(中古車としてのリユース)事業等々...)
      参考 ⇒ 「事故車オークション

   さらには、こういった市場全体の流れが、
   スクラップ車や廃車の流れにまで影響し始め、

   (※ 今までは、事故車やスクラップ・・・ といったクルマの流れは、
      一般的に 「クルマ屋さんの下取り ⇒ 解体屋さん ⇒ 資源化等」という流れが主流でしたが、

      これらの独占的な牙城はリサイクルビジネスの活性化と共に崩れはじめ、
      それらは結果的に、
      「資源」や 「部品」としての流通に対する関心度や価値をも上げました。
      (↑ 解体屋さんの需要 (スクラップや事故車を解体しようとする数)は変わらずとも、
         自然と、解体屋さんへ直接流れるスクラップの数 (供給量)が激減してしまったので・・・
         その需要と供給のバランスを保とうとすると???))
      参考 ⇒ 「事故車に価値は付く?」、 「リサイクルビジネス

   その他では、
   ドバイやインド、中国・・・ といった、
   経済発展の著しい いわゆる新興国における 「金属資源」の需要が急増した背景もあり、

   今現在においては、
   「事故車」や 「ダメージカー」といったクルマに対する見方だけでなく、
   こういったクルマ(事故車や廃車等)の市場流通そのものが〜 大きく変化しております。

   (※ つまり・・・ 一昔前までは〜
      「事故車」 = 「お金を払って引き取ってもらう、さらに、お金を払って処分してもらう
      だったのが、

      今現在、昨今においては〜
      「事故車」 = 「無料で引取り、もしくは買取ってくれ、処分にも費用がかからない
      という時代になっております ^^

      (↑ 但し、無料で引取り、もしくは買取ってくれ・・・ という条件は、
         あくまで〜 その車種、車両の状態や環境、持ち主の居住地等で異なり、
         場合によっては、引取りや処分にいくらかの費用が掛かる場合もありますので、
         予めご了承の上ご閲覧頂けますよう宜しくお願い申し上げます m(_ _)m))

   ちなみに〜

   事故車(ダメージカー)や古い・・・ といった車の、
   リサイクルやリユース事業など〜

   国内における 「リサイクルビジネス」が急速に発展し始めた要のひとつとして、
   「インターネット環境」の急速な普及・・・ といった周辺環境の影響も、
   かなり大きかった! と言えるでしょう。

   (※ 特に、インターネット経由で消費者から直接 「買取」や 「引取」を行う流通方法が増えた
      のは、インターネットの急速な普及なくしては成り立ちませんから ^^)

      (↑ 消費者ユーザーと直接取引き(買取りや引取り)する〜 というメリットは、
         買取る側の事業者だけでなく、消費者にとっても大きかった事から・・・

         以前では定番的流通であった 「車屋さんの下取り」経由の独占的な流れが崩れ、
         それまで消費者にあまり馴染みのなかった 事故車の買取り業者や廃車の引取
         り業者などの知名度が上がり、
         それがさらに事故車(ダメージカー)の流通市場を活性化させた・・・ と、
         私はそう 個人的に考えております ^^)
      参考 ⇒ 「事故車の下取りは損?」、 「インターネット査定の普及


   ・・・と、 こんな感じでしょうか ^^
   現在における、事故車やダメージカーの流通市場についての知識を、
   出来るだけ簡易的にまとめてみました ^^

   尚、ここで言う 「事故車やダメージカーの流通市場」については、
   その市場下における ほんの一部の主だった部分のみでの話であり、
   実際の市場は、もっともっと細かく複雑、かつ深く入り組んでおり、
   クルマ屋さんの私でも まだまだ全く未知な部分も多いですので、あくまで参考程度までに ^^

   あ、それと、

   市場の動き? が分かりやすいように、
   事故車やスクラップ等の流通市場の動きを 「年表」としてまとめてみましたので、

   これまた参考程度までに ^^

       【事故車(ダメージカー)の流通市場の動き】
年号 世情 自動車業界 インターネット業界
平成7年
(1995年)
輸出の規制緩和   ウインドウズ95発表
平成11年
(1999年)
    ADSLが登場し、ブロードバンド時代へ
平成13年
(2001年)
    Yahoo!がADSL市場に参入し、ブロードバンドの普及が一気に加速し〜インターネット人口が爆発的に増え始める。 ウインドウズXP発表
平成14年
(2002年)
  海外の輸入業者(インポーター)の姿が多くみられるように。

また、
クルマ屋さんから事故車の買取りを行う業者が目立ち始める
 
平成15年
(2003年)
鉄スクラップの市中相場が上昇の兆しを見せ始める 各オークション会場では、今までほとんど存在しなかったような 「ロープライスコーナー(低価格車両コーナー)」が乱立しはじめ、多くの車屋さんの下取りから、廃車寸前の車も多くオークションへ流れるように。 また、それを目的とし、海外からのインポーターの数も急速に増えはじめる。

クルマ屋さんの中には、自身で輸出を始める事業者もちらほらと
 
平成16年
(2004年)
鉄スクラップの市中相場が本格的に上昇に転じはじめる 業界内で、リユース車専門のオークション会場(USSR)が登場。 (※ リユース車 ⇒ 事故車、古い車、走行距離の多い車など)

この影響で、自動車販売店が、事故車下取りまでを直接オークションへ相次いで出品するようになり〜 さらに市場が活性化。

またこの頃から、オークションの「ロープライスコーナー」に目を付けた、低価格車両の取扱いを専門とする中古車販売店が増え始める
 
平成17年
(2005年)
リサイクル法開始 下取り ⇒ 解体業者・・・ といったような、直接「廃車」として取り扱われる使用済み自動車が激減し、事故車の買取り市場がさらに競争激化、さらに拡大へ  
平成20年
(2008年)
リーマンショック。

鉄スクラップの市中相場がピークへ。

リーマンショック後は、鉄スクラップの市中相場が一気に急降下
   
平成22年
(2010年)
鉄スクラップの市中相場が再び上昇ムード    



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